トランスレータ(データ変換)の実績です。幾何要素、位相要素、属性要素を変換します。
CATIA V5 トランスレータ
nterOp経由ならCATIAデータはACISと同等。
V5は、曲線・曲面は接線・法線連続(G1)だけでなく、
曲率連続(G2)を求める。
Thinkdesign → Parasolid トランスレータ
ThinkdesignのBREPデータの取得は不自然。
位相要素の親子を辿るのに汎用的なテンプレートを利用。
親から子要素を取得するが、これがシェルとフェースに
対応するかはユーザが推測する。
XVL ⇔ VPS トランスレータ
モックアップシステム間でのデータ変換。
STLソリッドの他アセンブリ構造や色も変換する。
BREPソリッドモデル
データ変換の基本は幾何要素と位相要素を翻訳
すること。幾何要素は、点/線/面。
位相要素は、シェル/フェース/エッジ/頂点。
問題の検出と修正
パラメトリック表現できる曲線・曲面は近似変換
可能。位相要素の変換は周期条件フェースと縮退
ループに注意。位相要素は隣だと主張しても幾何
要素は離れているかも。円筒形状はシームを入れ
るか2つ以上に分割するのが無難。
DXFファイルの曲線の軽量化
2次元CADのデータ交換でDXFファイルはIGESと並んで
よく利用されるフォーマット。
スプライン曲線を、より軽いスプラインや円弧、直線列に
変換してファイルサイズを小さくする。
DXFファイルの曲線の整合性
DXFファイルに含まれるスプラインの記述は、
数学的にOKでもCAD・CAMの習慣ではNG例も
ある。イメージデータ編集ソフト出力のDXF
ファイルのNGを検出、修正して3次元CADで
ソリッド化する。
モデリングカーネル
Parasolid 位相と幾何の調和に実践的な指針がある。
このライブラリを作った技術者を尊敬する。
ACIS 位相・幾何・属性要素の体系は美しい。
クラスに隠れてメモリの動的確保と開放がよく分からない。
Lattice データ授受の軽量化に特化した思想は独創的。
アドイン
かつてのCATIA(V3)がそうであったように、
ある程度は無償で本体をカスタマイズできるのは
便利。SolidworksのAPIはParasolidから類推
して利用できる。ThinkDesignのAPIは最低。
形状処理の思想で記述されていない。
ライノセラスのAPIはNURBSリブが光る。
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