モデル形状と切削条件から工具中心の軌跡を求めます。数学的には「オフセット」と「干渉」の問題になります。
アンダーカットモデルの切削パス
Tスロッタやロリポップ工具を利用できるなら
3軸加工でも軽微なアンダーカット部位を切削できる。
パス計算でZマップによる干渉回避策は適用できない。
専用の干渉検出方法を適用する。
プロファイル加工の切削パス
プロファイル加工のパス計算は
2次元的なオフセット問題だがZ軸成分も存在する。
パスのZ軸方向成分を平滑化すると都合がよい。
5軸加工の切削パス
3軸加工のパスを流用して5軸加工パスを得る。
工具がワークに干渉すれば工具の向きを変える。
向き変えの回数を最小にするか、
刃の周速の大きな部位を当てるかなど拘束条件あり。
切削シミュレーション
3軸加工ではZマップが基本。
サブのZマップを利用する。
メモリ使用量を抑えて立ち壁の精度を向上。
サーフェルの切削シミュレーション
サーフェルは向きを持った点群。
注目している点の周囲に微小平面の広がりを仮定する。
ワーク表面を被う点群としてソリッドを表す。
加工シミュレーションに必要な干渉検出が結構難しい。
2つのパスの比較
加工現場では汎用CAM出力のパスを編集する。
加工しない部位にまで算出されたパスは削除する。
編集後の有効なパスを空間領域として認識させる。
設計変更に伴い汎用CAMで再計算されたパスの編集を
半自動化する。
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