3Dプリンタ向けソフトウェアの開発実績です。
3Dプリンタは、機械装置だけでは造形することができません。
レーザーの走査軌跡(レーザーパス)をもらって初めて造形するために動くことができます。
弊社は、レーザーパスを算出するための機能群を開発しています。
機能1 AMFファイルからの造形モデル(STL)の取得
3Dプリンタ用のデータフォーマットとして標準化が進められているAMFファイル。
AMF形式は「ふんわり丸みを帯びた三角形」を定義できることが特徴です。
AMFファイルから造形モデルの幾何形状をSTLとして取得します。
機能2 造形モデル(STL)のチェックと修正
モデルの表面を覆う三角形群(STL)は、隙間なく重なることなく並んでいる必要があります。
ところが、上記の条件を満たしていない問題のあるSTLデータも流通量として少なくありません。
STLデータの問題箇所を検出して修正します。
機能3 造形モデル(STL)の配置
造形テーブルへのモデルの配置を支援する機能です。
積層方向によって造形モデルを傾ける、テーブルに複数の造形モデルを並べる
といった配置作業を簡便に行なうことができます。
機能4 サポートの設計
積層造形は、その名の通り下から順番に積み上げて造形します。
いきなり天井のような構造を造形するのは苦手です。
そのため、支えになる形状(サポート)を付加します。
ただし、サポートは造形後に取り外す必要があります。
造形後に取り外し易いサポート形状を設計する機能です。
機能5 ラティスの設計
造形物は必ずしも中身まで詰まっている必要はありません。
強度さへ保証できれば、中空であるほうが材料代や造形時間で有利です。
壁に厚みを持たせ、内部を格子で埋める機能です。
機能6 レーザーパス計算
サポートやラティスも含めて断面領域を計算します。
断面領域を塗りつぶすようにジグザグのレーザーパスの経路を計算します。
造形していく途中でモデルが反らないようジグザグの向きや密度を変えています。
機能7 レーザーパスの検証
レーザービームがはみ出せば不要な部位が硬化します。
レーザービームが不足すれば(抜ければ)穴が開いたり形状が欠けます。
ジグザグの線にそってレーザービームを動かせば本当に狙った形になるのか?
ジグザグの線に沿って固められる形状と最初の設計形状を比較して検証する機能です。
機能8 複数レーザーの同期
3Dプリンタの弱点の1つに造形時間の問題があります。
複数のレーザービームを利用できるなら塗りつぶし時間を削減できます。
複数のレーザービームを最適に制御(同期)する機能です。
いきなり積層造形 >>